「前例がないのでお答え出来ません。」
日本人が最も得意な回答例である。
秋葉原のテナントビル9F事務所仕様にシーシャバーをオープンするにあたり、換気設計と工事をお願いしたいと、いつも換気設計施工を依頼してくる工事店さんから依頼が入る。
シーシャ!確かに今流行っているも、吸ったこともなければ設計も工事も経験がない。
まずは、換気設備機器メーカーに片っ端から問い合わせを入れる。
「シーシャの換気計算はどれくらいでみればいいですか?」
全メーカー、この問い合わせに対する答えが
「前例がないのでお答え出来ません」
とりあえず、ネット上でシーシャがどんなものか徹底的に調べる。
すると一つの傾向として、タバコと違い煙ではなく水蒸気だけれども、臭いは結構あるとの意見が目立つ。
そうだとするとタバコと同じ考え方の計算で構わないと判断。
排気ファンと給気ファンの選定、そして、排気ファンの吸い込み口と給気ファンの吐き出し口の数量と配置である。
換気設備の重要なことは、いくら換気計算を正しく行っても、配置が適正でないと換気効率が悪くなることである。
私の換気設備設計は、この点に一番の力点を置いている。
エアコンを干渉せず、出来るだけ給排気効率を高める事。
経験がないので出来ません とは言わないのでR
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